変態教師と私。【完】
「茶番劇もこれまでた。先ずお前から、殺ってやる。可愛い顔、潰してやるよ」



「…どうぞ」



私は別に可愛くない。

しかも、こんな馬鹿女と付き合うような男に、負けたくもない。



「心愛に手ぇ出すんじゃねぇよッ!!」



兄貴はこんな時ばかり、デカイ声なんだよね。



「てめぇこそ殺られてぇんか、お゛いッ!!」



冴都はチャラさがなくなって。



「…イヒヒッ…(笑)」



私は2人を見て、何かが切れたように。

壊れたように笑いながら、校庭に転がってた1本の鉄パイプを拾った。

武器は嫌い。

でも、剣道と空手は好き。
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