変態教師と私。【完】
体育館では、学年別ではなく、グループ毎に別れて並んでる。

舞台から見て、左から神田組。

真ん中が谷口組。

右側が、私たち江上組。

兄貴と後ろに陣取り、欠伸を漏らす。



「ひゃぁあっ!!;;」



「んあ?」



その刹那、お尻に何かが触れた。

兄貴と振り返れば、ニヤリと笑ってる男。



「初めてだ。こんな美尻は」



「――誰だ変態ッ!!」



狭い電車でもない。

広々とした体育館で、見知らぬ男に触られなきゃいけない。



「誰だろな?(笑)」



「はぁ…?」



男は私を鼻で笑い、教師たちが集まる場所へと行ってしまった。
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