変態教師と私。【完】

「ちょっと来い」



すると、濱浦に呼び止められた。

昨日みたく、睨まれてる。

大人しく、濱浦の後ろを行くと、進路指導室につれて来られた。



「昨日は何の真似だ」



「…え？何の事？」



「家までついて来ただろ」



…バ、バレてる;;



「さぁ？何の話だか」



でも、しらばっくれる事にした。

簡単に認めて堪るか！

私はそんなに甘くない！



「誤魔化しても無駄だ。次にやったら、生徒だろうが容赦はしない」



筈だったのに。

あまりにも冷たい濱浦の声と瞳に、「…ごめんなさい」としか言えなかった。