変態教師と私。【完】
小鳥崎財閥は、世界的にも有名。

日本では、右に出る者は居ない位で。

あの家と偽名は、カモフラージュの為?

…何で、教師を。

考え込んでると、愛玲菜の泣き声が聞こえ、リビングへと急ぐ。

寝起きの悪い愛玲菜を抱き上げあやす。

平日に見ててくれるお祖母ちゃんや、パパである兄貴には負ける瞬間。

でもだいぶ、上手くあやせるようになった気がする。



「代わる」



買い物に出てた兄貴が帰って来て、私の腕から愛玲菜を奪う。

すぐに泣き止み安心するも、腕の中が寂しい。



「何かあったのか」



「え…?」



私の表情が固かったのか。

それとも、暗かったのか…。
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