変態教師と私。【完】
「借り物なんだろね」



何せ不良ばかりの男子校。

競技も人数も他校より少ない為、12時半には終了。

あっという間。

午後は自宅学習という名目の休み。

授業がないのって最高!



「腕なら……あ;;」



「わかりやす」



兄貴の顔面に拳を撃ち込もうとした所、見事に避けられた。

まぁわかってたけど、他所を見てたくせに、何でわかったんだか。

これでも空手は同じ段なのに。

経験の差ってやつか。



「召集しろ」



「私がッ!!?」



肩を回してると、兄貴からの命令が。

…私はあんたの召し使いか!
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