変態教師と私。【完】
しかし、それで負けるような私ではない。

足払いをし、倒れた谷口の首に腕を回して落とす。



「谷口も倖田も、もう歳なのかなぁ?(笑)」



「どんだけ勝ちたいんだよ;;」



呆れてるトモを他所に、残りを倒した兄貴と並んで立ち、濱浦と穣さんを見た。



「勝利・江上組!」



「MVP…MVP…!!」



「MVPは…――」



歓声なんて、私の耳には入らない。

私には、穣さんしか見えない。

…どうか。

どうか私ぅおお゛ーっ!!



「――今回は、江上兄妹とする」



「嘘だー…っ゛」



…何で。

何で、2人でなのぉ!!
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