変態教師と私。【完】
お店の駐車場に、フェラーリと、穣さんのアイシスを発見。

冴都のバイクもあるし、何人かは来てそう。



「兄貴ー?」



店内に入り、お座敷に案内された私は、兄貴を呼びながら襖を開けた。



「遅い」



集合時間の15分前なのに、何て出迎えられ方。

お気に入りのグリーンのカーディガンを正面に座る兄貴に投げつけ、私はトモの隣に座った。



「女の子みたいだな」



「私も思ったけど、生まれた時から女です」



まさかトモにまで言われるとは、私はどこまで女を捨てて過ごしてるんだ!

男になった記憶もないのに!
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