変態教師と私。【完】
「お飲み物はどうされますか?」



突き出しのインゲンの胡麻和えとおしぼりを持って来た店員さん。

私はおしぼりで手を拭いながら、赤ワインを注文。

父親の遺伝。

兄貴は母親と一緒で、ビールや酎ハイが好み。




「今日って誰の奢り?」



「冴都」



「愛斗じゃないのかよ!」



…決めてないんか!

私は兄貴に財布を借り、自分の所持金と合算してみた。

しかし、3万もない。



「…俺が払うから、財布しまえ」



でも、救世主が現れた。

ジョッキを持った濱浦が、払ってくれるらしい。
< 75 / 294 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop