変態教師と私。【完】
「ピッチが早いんじゃない?」



「良いんだ…」



こいつは車をどうするつもりなのか。

穣さんは呑んでないから、車で帰れる。

しかし濱浦は、飲酒運転をするどころか、車に乗れるかもわからない。



「…馬鹿だね」



頬杖を突き、目を閉じてる濱浦の前髪を揃えながらポツリと漏らす本音。

生徒の前で、こんな憂さ晴らしするかのように呑んで。

明日の仕事に響いても、私は知らないよ。



「熱燗お待たせしましたっ」



「…うぉ、熱燗」



「……;;」



…熱燗で起きるか普通。

これじゃあ、チャンネル変えた瞬間に起きるオヤジだ。




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