変態教師と私。【完】
「あ゛ー…!」



トモが大の字で隣に寝転んだ。

流れる雲を見てると眠くなる。

寝返りを打ち、トモの横顔を見てると目が合う。

…美味しそう。

“はんぺん”みたいに真っ白な、美肌の持ち主。

醤油だしで煮たら、本当に美味しいだろうなぁ。



「おい!ホームルーム始めるから、教室に来い」



口をむにゅむにゅと動かし、意識が遠退いて行きそうになった瞬間。

足元に石田が立った。



「穣さん、静かに」



「お前、馴れ馴れしいな;;」



石田改め穣さんは、私の腕を引っ張って起こした。

トモも同じように起こされ、3人で教室を目指す。
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