変態教師と私。【完】



―――1時間後、濱浦はついに本気で寝た。

ふにゃふにゃ言って寝てる顔は子供みたい。

でも、かなり酒臭い。



「まだ18時過ぎたとこだろ!」



冴都は濱浦とも仲良くなりたかったらしく、拗ねてる。

穣さんとは望み通り、親しくなれたっぽい。



「もうちょっとしたら、起こせば良い」



穣さんは銜え煙草をしながら、冴都を宥めた。

トモは兄貴に積極的に話し掛け、関係を深めようとしてる。

深めたところで、返事は単語のままで、変わらないんだけどね。



「お待たせしました。ホタテの磯部焼きです」



今は食べる事に、集中してるし。
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