変態教師と私。【完】
「心愛、カーディガン掛けといてやれば?」



「…は?」



「だから、カーディガン」



トモ君よ。

何故、私がそこまでしなきゃいけない。

かといって、掛けたくない理由ってのもない為、私は大人しく、濱浦にカーディガンを掛けた。

長身の変態には、小さいんだけどね。



「鮪の刺身を追加」



「穣さんイクねぇ!」



…何がだ。

絡みがウザいって。

冴都を呆れながら見て、ワインを注ぐ。

ちょっと良いワインだからか、本当に美味しくて。

1人で一本、開けてしまった。

奢りっていうのも、悪くない!
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