変態教師と私。【完】
「濱浦ー、起きて」



楽しい時間は、過ぎるのは早い。

20時になるし、そろそろ起きて貰いたい。



「……ヤダ……」



…“ヤダ”って!

私が嫌だよっ!!

でも、簡単には起きないだろう。

私は濱浦の耳元に、顔を近付けた。



「小鳥崎さん…?」



だから、本名で呼んだ。



「――ッ!!?」



案の定、濱浦はパチリと目を開き、私を見て来た。

案外、簡単だったけど、作戦は失敗だったみたいだ。

表情が凄く怖い。

いやまぁ、私が勝手に知った事に怒ってるのかも知れない。

環菜から聞いたとはいえ。




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