変態教師と私。【完】
「尻、触らせてくれたらな」



「その変態キャラも、仮の姿?」



母親の患者さんみたいに思えた。

苦手な事を告白しようと、女の体に触れてるんじゃないかって。



「まぁな。理由はそれだけでもねぇけど」



…他にもあるんかい!

一つじゃダメなのか!

変態が作られたキャラなら、許しませんよ?

私のお尻をタダで触ったら、死んでも許さない。

カッコいいとか、可愛いとか。

アホみたいな遊びに使われるなんて嫌!



「ひーろーきー?(笑)」



でも、名前は好きになって欲しい。

“小鳥崎弘樹”という名前は、お父さんと本当のお母さんがくれた、最初のプレゼントなんだから。
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