変態教師と私。【完】
「ねぇ?」



「何だ?」



「辛い時は言って?私が助けてあげるから」



出来る限りだけど、支えたりしたい。



「期待しとくな」



濱浦は私の手を離し、頭を撫でてくれた。

ちょうどマンションの前だった為、「じゃあね」と別れた。

あいつが私に頼るなんて、ないだろうけど。

もしもな時は、助けてあげる。

抱き締めてあげたって良い。



「…ありがとう。話してくれて」



今日はぐっすり寝るかな?

私が手を握ってあげたし。

大丈夫だと信じたい。

濱浦に暗い顔なんて、絶対に似合わないから。




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