変態教師と私。【完】
ーーピンポーンッ

夢の世界へ旅立とうとした時、呼び鈴が鳴った。

「ちっ…」と舌打ちをしながら、玄関へと行く。



「…はい」



「こんにちは」



玄関を開けると、エレベーターで会った人。

手には紙袋で。

両親が居ない時に、挨拶に来たようだ。



「先日はどうも。下の階に引っ越して来た小鳥崎です」



…はい…?

今、何とおっしゃいましたか?



「…“小鳥崎”?」



「はい。小鳥崎です」



何がどうなってんのか。

こんな近くに小鳥崎さん。



「小鳥崎弘樹の…?」



「義理の弟です。義兄(あに)をご存知なんですか?」



ご存知も何も。

…好きですけど!!?
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