変態教師と私。【完】
取り敢えず、冷蔵庫にしまっておこう。



「はぁ…」



それにしても、妹が居て、義弟まで居るなんて知らなかった。

ちょっと、寂しいじゃないの。



「ただいま」



「――うぉッ!!;;」



いきなり現れた兄貴に、驚きつつ、愛玲菜の様子を伝えた。



「わかった」



制服のまま私の部屋へと行き、抱き上げてハグしてる姿は、父親。

ギャップがあり過ぎだよ、この男は。



「私、晩御飯の買い物して来るから」



「牛丼」



「はいはい…」



私が晩御飯を作る日はそればかり。

隠し味の焼き肉のタレ。

正体は明かしてないけど、隠し味ありの方が、美味しいらしい。




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