泡沫-ウタカタ-
「……ありがとう…。」
「全然!だってあんなの
鬱陶しいじゃん!」
「嬉しかった。私を
困らせたら許さないって…。」
「本当のことだよ?ハルは
私の大事な友達だもん。」
「私もナギを困らせる人は
絶対許さないよ。
…それと…私はナギのことは
友達じゃなくて親友
だって思ってるよ?」
「…ハル…ありがとう!
私もハルのこと親友
だって思ってるから!」
ハルは嬉しそうに微笑んだ
「ナギは私のこと好き?」
「うん!大好き!」
「嬉しい!
私もナギが大好きだよ!」
ナギは嬉しそうにハルを見詰めた
「…戻ろっか。」
「うん。」
待機場所に戻り、現在の
得点状況を確認するとナギ
たちのクラスは2位だった
「……あぁ…3組に
負けてるね…。」
「もうちょっとなんだけどね〜。
リレーとか点数高いし
上手くいけば逆転
出来るんじゃない?」
「頑張って欲しいね!
応援しよう!」
「うん。」
それからあっという間に
競技は進んでいった