過去と未来

私には両親がいない。
私が7歳のとき他の組に
襲われ,両親は私を守って命を落とした…
そして兄貴も。
未だにどこの組が襲ったのか教えてくれない。

結局,私が“あの場所”に行かなければ両親と兄貴は死なずにすんだ。
あの時から自分が殺したと思い,心に大きな闇を持ちながら今まで生きてきた。
友達なんていらない。
大切なものができるほど
なくす時の痛みが大きく
なってしまうから…

黒龍会に直結している
赤龍組が今の居場所。
この私は優様であり,
赤龍組の四代目総長,
通称“天龍”


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