―MESSIAS―
「そうだ!誉と絹くん、来夢達が呼んでたわよ」
アカリが思い出した様に言うと、誉達は走ってホールを出て行ってしまった。
「真美」
さっきのコたちが微笑みながら真美ちゃんに近づいていった。
「秋、美羽」
「よかったねぇーアガネのお姫様に認められて」
真美ちゃんにも劣らない可愛い顔をした子が心底嬉しそうに言った。
「えっうん。ありがとう。」
まみちゃんも安心したように言った。
「真美ちゃんの友達?」
「えっはい!!私、佐藤美羽です。よろしくお願いします!!」
元気な子だなぁ
でも、可愛い
「小林秋です。よろしくお願いします。」
なんとも、気品のある感じの子だね
「あたしは月神咲夜ねよろしく」
「月神?」
秋ちゃんは驚きながら私と千花を交互に見た。
「あーそうそう、千花は義理の姉、姉って言っても数ヶ月の差だけどね」
「そうですか」
秋ちゃんは納得した感じだけど、真美ちゃんと美羽ちゃんはふに落ちなさそうだった。