―MESSIAS―
アノ人からか・・・
千花も可哀想だね。
ホントの自分を友達にすら見せれない。
否、見せちゃいけないんだ。
「おいッアカリ!」
怒鳴りながらアカリを追って辻花来夢がホールに入ってきた。
「もぉ何よ来夢」
アカリは来夢を睨んだ。
「何よ、じゃねぇ・・・何で何も言わないんだよ」
怒りながら言うと、アカリはそれを無視して咲夜の所にきた。
「咲夜ちゃん、私が来夢と話す間アレンの面倒見てくれない?」
アカリはそう言い金髪の男の子を私に渡し、来夢の手を引っ張りどこかへ行ってしまった。
それを見送りアレンが
「僕はいらない子だよね。」
アレンの言葉に皆が驚いていた。
こんなに幼い子がなんでと
アレンはまだ四歳なのに・・・