シブヤクーロン
仕事はいつも依子と一緒で、帰り道も帰る家も一緒。
今までこそこそして孤独だったけど、彼女に出逢ってから楽しくて楽しくて仕方ない。
依子は友達だ。
まだまだお互い理解してないとこはあるだろうけど。
「依子、掃除のおばちゃんの仕事に、そんなもんいる?」
彼女、朝からキラキラしたイヤリングを着けてる。
さっき帰ってきた美麗さんみたいだよ。
「へへっ。昨日の掃除中に拾ったの~。これダイヤじゃね?」
「えっ!なんで持って来ちゃうのよ。返さなきゃ!」
「ラブホに取りにくる人なんていないって。」
「だめよ!まぢそれ高そう!返そうよ~‥」
「しっ!智子さん起きちゃう。さっ、仕事行こ~」
真面目に仕事して見つけた宝石をパクってる。
やっぱり理解出来ない(笑)