初めては幼なじみ(涼サイド)~ずっと離さない~
可愛い上に胸がデカイと言い出したんだ。
顔と身体のアンバランスさが良いって。
言われて見ればそうかも知れないと、沙都を思い浮かべていると
「畑野、確か家が隣の幼なじみだったよな。高井沙都は何カップブラだ?」
ちょっと待て……
俺が幾ら幼なじみだからって、沙都のブラサイズを知っているわけ無いだろ?
そう、心の中で突っ込みを入れながら
「そんなの知りませんよ」
「じゃあ、聞いて来いよ」
「聞けるわけないじゃないですか。そんなこと聞くと親に言いつけられますよ」
「お前、結構女子に人気あるからさ、意外とすんなり教えてくれるんじゃないの」
「イヤ、変態呼ばわりされるのがオチですよ。近所中ふれまわるかも」
「そうかぁ。じゃあ、洗濯物でも見て来い」
「洗濯物って。下着ドロじゃないですか……ますます変態呼ばわりされますって」
こんな会話が交わされて以来、沙都が気になって仕方がなくなった。