パラレルスクール
今まで言われたどの言葉よりも響く―。

この人は、私のこと分かってくれる…?



「んじゃ俺、寒いし部屋戻るわ。

じゃーな、愛」


「うんっ!!

バイバイ!姫路君!」


「あ、愛?

まさか、まさか、姫路に惚れたりなんて…」


「……」


「おーい?愛~?」


「千紗ちゃん、私、私…―」


私はこの学園で一番変わっていて、そのくせとっても優しい彼に恋をした。







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