パラレルスクール
「千葉君とは、この学園で中学からずっと一緒なの。でも私はやっぱり自分のもつ力がおぞましくて、正直自分のことも好きではなかったの」


「千紗ちゃんの能力って?」


「インスピレーション。」


「インスピレーション?」


「そう。インスピレーションっていうのは、簡単に言うと、幽霊が見えたり、すごい考えを突然思いついたりするの。

私はその両方が出来てね。つまり幽霊と会話出来るの。


ね?気持ち悪いでしょ?」


「―すごいすごいすごい!

千紗ちゃんすごいよ!! 」


「へ?」


「だって幽霊と会話出来るなんて簡単には出来ないのに、千紗ちゃんは出来るんだよ!?

なんかカッコイイ!!!」


「……」






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