パラレルスクール
「次、千葉!!」


「ほ~い」


「お前はぁ…じゃあプラス要因の言葉を言ってみろ。それが短期で現れるかが、お前の試験だ」


「じゃあ、先生の周りの人間に幸あれ」


「オイ、そこは先生に幸あれだろ!」


「えー?

だって先生にあっても、俺らは得しないし~」


「千葉…お前には課題1.5倍出すからな!」


「えーーーっ!?

何でだよー山口先生様ー!!」


山口先生と千葉君のやり取りでみんなが笑っている中、私は1人、姫路君の横顔だけを見ていた。


なぜか悲しげな顔をしていたその顔を―。





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