妄毒シチュー

空は青いし
外は暑いし
太陽は眩しいし
風は気持ちいいし

そして、酒はうまいし。


そんなあたしの隣で、ニセ天使は同じように窓から足を投げ出して座り、

「酔っ払いが叫んでる」

近所迷惑だ、なんてバカにしながら笑っていた。




「あたし、分かったよ。あんたが誰か」

「本当?」

「昨日会ったでしょ」


「さぁ、どこで?」

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