天使のような笑顔で
俺って、性格悪いかも……。
廊下を歩きながら、かなり自己嫌悪に陥っていた。
こんなの、拗ねてる幼稚園児と一緒じゃないか。
「真吾っ?どこ行くんだ?」
俺達の教室は1階で、1年の教室のある3階に行こうと階段を上がりかけた時の事。
後ろから、聞き覚えのある声がした。
「ちょっと、1-Cにな」
不思議そうに見ている和也に、振り返ってそう答えた。
「?」
「また、明日な」
話し出したら、安以と島崎先生の事も言わなきゃいけなくなりそうで。
俺は、そのまま階段を駆け上がった。
久しぶりに向かう1年の教室は、幼い後輩達でいっぱいで。
何だか無性に恥ずかしかった。
すれ違う女子達が、ひそひそと俺の方を見て何か話してるし。
場違いだって事だよな……。
とりあえずC組の前に着くと、廊下の窓から中を覗いてみた。
斉藤さんは、窓際の方の席に座っていた。
友達何人かと楽しそうに話をしている。
あの分だと、痛みはひどくなさそうだな。
とりあえず、ホッとした。
と同時に、その友達がこっちを指差して何か叫びだした。
な、何だっ!?
慌てて俺も振り返るけど、後ろには別に何も変なものはない。
何だったんだろうかと顔を戻すと、斉藤さんが慌ててこっちに駆け寄って来るところだった。
廊下を歩きながら、かなり自己嫌悪に陥っていた。
こんなの、拗ねてる幼稚園児と一緒じゃないか。
「真吾っ?どこ行くんだ?」
俺達の教室は1階で、1年の教室のある3階に行こうと階段を上がりかけた時の事。
後ろから、聞き覚えのある声がした。
「ちょっと、1-Cにな」
不思議そうに見ている和也に、振り返ってそう答えた。
「?」
「また、明日な」
話し出したら、安以と島崎先生の事も言わなきゃいけなくなりそうで。
俺は、そのまま階段を駆け上がった。
久しぶりに向かう1年の教室は、幼い後輩達でいっぱいで。
何だか無性に恥ずかしかった。
すれ違う女子達が、ひそひそと俺の方を見て何か話してるし。
場違いだって事だよな……。
とりあえずC組の前に着くと、廊下の窓から中を覗いてみた。
斉藤さんは、窓際の方の席に座っていた。
友達何人かと楽しそうに話をしている。
あの分だと、痛みはひどくなさそうだな。
とりあえず、ホッとした。
と同時に、その友達がこっちを指差して何か叫びだした。
な、何だっ!?
慌てて俺も振り返るけど、後ろには別に何も変なものはない。
何だったんだろうかと顔を戻すと、斉藤さんが慌ててこっちに駆け寄って来るところだった。