永遠に愛します。age11〜12
クリスマスも近づいてきて
街はカップルでいっぱい。
ほんとたまったもんじゃないよ
って毎日思っていながら
あたしは、いつもの場所にむかった。
「咲ー!」
「明日香ー!」
いつも4人集まる場所は、あの日から変わっていんない。
「さーきー。聞いて!最近、敦冷たいんだよ…」
「おい!明日香、俺のどこが冷たいんだよ」
「うわー!敦怖い。ねー咲」
「だねだね(笑)敦怖い」
「敦、咲にまで怖がれてるぞ」
「真人はだまってろ!!」
あたしたちは、毎日バカみたいにはしゃいで
馬鹿みたいに遊んでいた。
「あ、あたしそろそろ帰るね」
電車通いのあたし。
「じゃ、俺おくってくるわ!」
「真人よろしく!ってか、日課になってるね」
駅まで送ってくれた日から
真人は、毎日駅まであたしをおくってくれた。
「真人ありがと!じゃあ、またあした。」
「おう!あしたな」
あたしは、ホームにむかって歩き出した。
「咲ちゃん!」
急に真人があたしの名前をよんだ。
「なーにー??電車乗り遅れるんですけど!!」
真人が近づいてきた。
「明日、俺のいえとまらねーか?クリスマスだし」
「っえ?」
「あ、いやそのさ…」
「ほんとに泊まっていいの?」
「おう!明日、どうせやることなくてこっちくるんだろ?」
「うわ!なんか、彼氏すらいないみたいって発言!!」
「違う!4人で遊ぶ時間、明日少ないだろうし」
「そっか、明日香たち…」
「暗くなんなって!!だから、泊まり来いよ!」
「うん。わかった!じゃあ、準備してくるね」
「おう!待ってる」
あたしは、真人と約束して、電車に乗った。