永遠に愛します。age11〜12
時間は、23時をまわった。
いつもなら終電に乗る時間、でも今日は急ぐ必要がなかった。
「咲ー。あたしそろそろ敦の家にいくね。」
「はーい。じゃあまた明日ね!!」
「咲!!真人に襲われないようにね。」
「っっなに言ってんの!!」
「そうだよ咲ちゃん。気を付けてね」
「敦まで!!」
「ばかカップル!俺は、そこまで萎えてねーよ。」
「そーだよ//」
あたしたちは、それぞれの家へ向かった。
真人の家はそう遠くはなかった。
「入れよ。」
「うん。」
あたしは、真人の後について家に入った
「あら、真人。お帰り!」
「おう。」
「あら、その子は?」
「あー。今日くるっていってた、咲ちゃん!」
「咲ちゃん、いらっしゃい。ゆっくりしていってね」
「ありがとうございます!」
真人のお母さんは、あたしをリビングへと迎え入れてくれた。
「お父さん。真人のお友達の咲ちゃんがきましたよ!」
「いらっしゃい、咲ちゃん。まーゆっくりしていきなさい。」
「ありがとうございます!」
真人のお母さん、お父さんはすごく優しかった。
真人は、一人っ子で両親がこんなに優しいなんて羨ましい…
あたしの家は、母子家庭で真人の家族が心の底からうらやましく思えた。
「じゃあ。部屋いくか!」
「うん。」
あたしは、真人の部屋に行くためリビングを後にした。