永遠に愛します。age11〜12



時間は、23時をまわった。


いつもなら終電に乗る時間、でも今日は急ぐ必要がなかった。


「咲ー。あたしそろそろ敦の家にいくね。」

「はーい。じゃあまた明日ね!!」

「咲!!真人に襲われないようにね。」

「っっなに言ってんの!!」

「そうだよ咲ちゃん。気を付けてね」

「敦まで!!」

「ばかカップル!俺は、そこまで萎えてねーよ。」

「そーだよ//」


あたしたちは、それぞれの家へ向かった。




真人の家はそう遠くはなかった。



「入れよ。」

「うん。」



あたしは、真人の後について家に入った



「あら、真人。お帰り!」

「おう。」

「あら、その子は?」

「あー。今日くるっていってた、咲ちゃん!」

「咲ちゃん、いらっしゃい。ゆっくりしていってね」

「ありがとうございます!」


真人のお母さんは、あたしをリビングへと迎え入れてくれた。


「お父さん。真人のお友達の咲ちゃんがきましたよ!」

「いらっしゃい、咲ちゃん。まーゆっくりしていきなさい。」

「ありがとうございます!」


真人のお母さん、お父さんはすごく優しかった。

真人は、一人っ子で両親がこんなに優しいなんて羨ましい…

あたしの家は、母子家庭で真人の家族が心の底からうらやましく思えた。



「じゃあ。部屋いくか!」

「うん。」



あたしは、真人の部屋に行くためリビングを後にした。
< 16 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop