永遠に愛します。age11〜12




それから数分して、
あたしは真人から離れた。


あたしの胸はすごくドキドキしていた。


「咲ちゃん、よくがんばった。」

「…うん。」


それから、沈黙が続いた。



そりゃ。気まずくなる空気でしょ!
こんな話した後ですし。

真人に抱きしめられたとき拒否しなかった自分が不思議で
たまらなかった。


「…咲。」

真人に名前呼ばれた。


ん?今なんて?
咲ちゃんじゃなかった…。咲って!!
いったよね。咲って



「…真人?」


真人があたしのほうをじっとみてきた。

「真人~そんな顔してどうしたの?」

真人の顔が真剣な表情になっていた。

「そんなに見られたら、照れるよ//ってか、むしろあたしの顔になんかついてる?」

「咲。」

「ひゃい。」

思わず声が裏返った。

「咲、俺ずっといいたかったことがある。」

「…ぅん。」

「俺、咲のこと。好きになったかもしんねぇ。」


っっ!好き!!?
ん?でも、かもしんねぇっていったよね?

「…いや。好きだ!」

「……っ!えーー!!」

思わず大声だしちゃったよ。


「だからさ、その…付き合ってくんねぇかな?」

「…」

「こんな話のあとで悪いんだけどさ。
 なんか、さっきの話聞いてたらさ。なんか、守ってやりてぇって思ってさ。」

「…ぅん。」

「咲がいやじゃなければ…。」

「…ぃゃじゃなぃょ。」

「え?」

「だから、いやじゃないよ!」

「ってことは…。」

「あたしも、真人のコト好きだよ。ってか、さっきそう思った。」

「っっぷ。さっきってなんだよ!」

「だって、さっきそう実感したんだもん。」

「なんだよそれ!」

「ま、いいじゃん。好きってことには変わりないんだし。」

「まぁな。じゃあ、よろしくな咲」

「うん。」


こうして、あたしたちはつきあうことにした。



12月25日


神様があたしたちにくれた最高のプレゼント。


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