永遠に愛します。age11〜12
困るよ…いきなりだし。
「咲!あたしも行きたい!」
明日香まで…。
「でも、あたし真人の家に荷物おいてるし…。」
どうにかこの状況変えなきゃ。
「取りにいけばいいじゃん。な、真人。」
「おう。誰かいるだろうし、家なら空いてるぜ。」
「じゃあ、そういうことだから。咲の地元へいこう。」
「明日香~!!」
結局あたしは真人の家に荷物を取りに行き、4人で地元へと向かった。
1日ぶりに帰ってきた地元は、どこか久しぶりの気がした。
「じゃあ、どこいこっか。」
「う…ん。まずは、咲の家からかな。」
え…なんであたしの部屋?
「咲。荷物おかなきゃ邪魔じゃん!」
なるほどね…。明日香さすがだわ。
あたしは、家に向かった。
…にしても、自分の家に友達を連れて行くなんて
何年ぶりだろ。
あたしの家は、駅から10分圏内だった
「ここだから。」
「へー。咲って一軒家だったんだ。」
「咲ちゃん。意外!」
このバカップル言いたい放題だし。
ってか、意外ってなに?
「咲。荷物おいてきなよ。」
「うん。」
あたしは、真人に預けていた荷物をもらって、家の中にはいった。
「咲~。まだ~。」
明日香の声だ。
まだ、入ってばかりだし…
叫んだら近所迷惑じゃん。
あたしは、そんなことを思いながら
荷物を置き、家を出た。