永遠に愛します。age11〜12
学校を飛び出したのはいいものの。
行くところもなく、家に帰ってっ来た。
「ただいま。」
あたしがそういっても、答えてくれる人は
誰もいない…。
あたしは、部屋に入り鏡をみて驚いた。
「っっ!」
あたしの右眼は青く腫れ、頬には複数の引っかき傷。
自分の姿に驚いた。
…真人にこんな顔見せれない。
あたしは、こういうときまで。
真人の顔が浮かんできた。
それから
近くのコンビニに行ったりして
どうにかけがを隠せるものを買ってきた。
右目には、眼帯。頬には、ガーゼ。
自分の姿が醜かった
と、同時に涙があふれてきた。
♪~♪~♪@
明日香からの着信音。
「もしもし…」
「あ、咲~!?真人から学校に行ったって聞いてびっくりしたよ(笑)
久々の学校どうだった?」
「…」
そんな楽しかったとか言えない。
こんなこと、明日香に言えない。
「咲?」
「…。」
「咲?なんかあった?」
その、明日香の優しい声に
止まっていたあたしの涙は、一気に溢れてきた。
「…ッズ。」
「咲…もしかして泣いてる?」
「明日香…会いたいよ…。」
「真人に?」
「ちがうよぉ…明日香に。」
「今から、こっち来れる?」
「うん。」
「じゃあ、駅で待ってるから。」
電話が切れると同時にあたしは、家を出た。
明日香に会いたい。
あたしはその一心だった。