永遠に愛します。age11〜12
あたしたちは、そのまま眠りについた。
♪~♪~
「…あ。」
(今どこにいるの?)
(彼氏の家。)
(わかった。)
ただそれだけのメールだった。
時間は3時を回っていた。
どうしよ…
このままここにいても、いいのかな。
あたしはなぜか真人のへやを出でいた。
「真人…。ありがと。」
あたしは玄関にむかった。
これ以上真人に迷惑をかけていいのか。
あたしは不安だった。
「おじゃましました。」
あたしがノブに手をかけたとき…
「咲?お前どこにいこうとしてる?」
っっ!真人。
「お前、なんで出て行こうとしてんだ?」
「…ごめん。これ以上真人に迷惑かけれないから」
「咲、お前何言ってんだ?」
「真人に迷惑かけすぎたから…。」
「迷惑?いつ俺が迷惑っていった?」
「…でも。」
「咲?お前何をそんなにかかえてんだ?」
「なんでもないから。」
「さき?俺なんでもいえって言っただろ!!」
っっ。真人の声が少しかすれて聞こえた。
あたしは、後ろを向いた。
「真人?」
「わりぃ。」
あたしの眼に映ったのは
月の光に照らされてひかっている
少し涙目の真人だった。