永遠に愛します。age11〜12
「ただいまー。」
「お邪魔しまーす。」
リビングに入ると…。
「咲ー。遅いー!!」
え?なんで。明日香がここにいるわけ…
「咲ちゃん!」
敦まで…。
「ほら、明日香が先に言っとかないから。咲、あほずらしてんじゃん(笑)」
「あほずらって!!」
「咲。怒んない、怒んない」
「うん…ってか。この状況説明してよ!」
なんで、明日香と敦が真人の家にいるの!!?
「今日、敦の誕生日なんだー!・」
ん?今日?そんな話聞いてない!
「まって。明日香さ、今日って言ってなかったじゃん。」
「そうだよ。」
「なんで!敦の誕生日だったらそれなりにプレゼント買わなきゃじゃん!」
「っぷ!」
「敦!笑ったでしょ!」
「だって。みんなの読み通りなんだけど…(笑)」
…読み通り?
「今日、敦の誕生日っていったら。咲がバタバタするんじゃないかって思って黙っといたの。」
「明日香…」
「俺は、咲ちゃんが来てくれるだけでいいからさ〜。毎年こいつらだけじゃさびしいじゃん!」
「…ぅん。」
「だから、咲ちゃんは気にしなくていいわけ。」
「…ぅん。」
でも…1つだけ疑問が…。
なんで真人の家で敦の誕生日祝うわけ?
「ねぇ?なんで、敦の誕生日を真人の家で祝うの?」
「あー。やっぱりそこひっかかる?」
「明日香も、敦もマンションでさわげねぇから。一軒家の俺の家でやるわけ。」
なるほど。
「咲。そいうことだから。」
「じゃ、そろそろ。始めますか〜。」
「おう。」
真人の合図をはじめにあたしたちの長い夜が始まった。
料理は真人のお母さんの手料理だった。
今まで、友達の誕生日を祝ったことなかったあたしにとって
こんなに楽しいことはなかった。
中学組の3人はチューハイ片手に騒いでいた。
あたしは…チューハイ飲む気分でもなかったため。
オレンジジュースで我慢(笑)