永遠に愛します。age11〜12
「とりあえず。俺の部屋行くぞ!」
「ぅん。」
「あ。咲~!おいて行かないで」
そんな明日香を置いてあたしは真人の部屋に連れていかれた。
「咲~??」
「うん?」
「さっきさ、なんていったん?」
「…。いや特に何も言ってないよ。真人が気にすることでもないし…。」
「あっそ。誰かの相手せないかんって(笑)」
真人…。完璧わかってて言ってるよ。
「…咲さ。嘘つくのよくないぜ…」
…真人。
真人とあたしの距離が少しずつ縮まっていった。
「真人…。近い…。」
「わかってる。わざとだし。」
…。わざとって。
「いや…。ほんと近いから。」
「俺が近づきたくて近づいてるから(笑)」
「真人…。完璧酔ってるでしょ。」
「俺のどこがよってんだよ。」
「いや。なんかへんじゃん。」
「変じゃないし。」
あたしたちは、そんなやり取りを長々と続けていた。
結局あたしが折れて
真人は、あたしの真横に座ってきた…。
なんかいつもより緊張するのは気のせいですか?
あたしの錯覚ですか?
そのあと知ったことは…。
真人は、酔うとキス魔になるということだった…