永遠に愛します。age11〜12



次の日。


昨日が遅かったせいもあり

あたしが目を覚ましたのは昼過ぎだった。

「真人…。起きて!もう昼過ぎてるし。」

「もう少し寝かせろ。」

「もぅ…。」

真人の低血圧には勝てないよ…。

結局あたしは真人を起こすのもあきらめた。


やることもないし…テレビでもみようかな。

平日はこれといって楽しい番組がなかった。


「…わりぃ。」

それから数分後、真人が起きた。

「真人…おはよ。まだ傷口いたむ?」

「ちょっとな…。」

「じゃあ、今日は無理しないほうがいいんじゃない?」

「でも、昨日も
相手できなかったし、今日も相手できねぇとか。咲、いやだろ?」

「そーだけど。はやく怪我治ったほうがもっと遊べるじゃん?」

「どうでもないって、この傷。」

「でも、安静が一番だから。」

「しょ~がねぇな。じゃあ、今日は1日家で咲にくっついとこ!」

「きもい!!(笑)」

「きもくないし…。」

「はぃはぃ…。」

その日、あたしたちはDVDをみたり、お互いの学校のことを話したりして

2人でずっと部屋にいた。

< 73 / 98 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop