永遠に愛します。age11〜12
その店には服やジュエリーなど
たくさんあったが
あたしが結局欲しいものがなかった。
「咲!なんか欲しいものあったか?」
「ぅ~ん。なかった。」
「やっぱり…」
「っえ?」
「いや、なんでもない(笑)じゃあ、家帰るか」
店をでて家に帰った。
「ただいま。」
「おじゃましまーす。」
「咲!真人!」
ん?
『明日香!』
「2人ともどこ行ってたわけ?暇で早めに来たら2人ともいないし…
忘れてどっか言ってたのかと思った。」
「忘れるわけねぇだろ。」
「そーだよ(笑)」
「そっか、じゃあ、早く入って入って。」
「明日香の家じゃないんだから。」
あたしと真人は笑いながらリビングにはいった。
-パンッッ-
『咲ちゃん。真人。Happy Birth Day』
「ぅわ!!」
「どう?ビックリした?」
「うん(笑)突然すぎ」
「やったね!」
「俺、明日だから…」
「わかってる。明日だって今日だってかまわないでしょ」
「まぁ、そうだけど」
「おい。真人も咲ちゃんも早く座れよ。」
「うん。」
あたしたちが席に着くと
明日香がチューハイの入った袋を持ってきた。
「咲~。今日はいっぱい飲むぞぉ!」
「あたしは飲まないから」
「だ~め。主役が飲まなきゃ。」
明日香はあたしの前にチューハイを置いて自分の席に着いた。
「じゃあ、始めますか!」
『かんぱーい!!』
あたしたちは、それから夜まで
食べたり飲んだりと盛り上がった。