永遠に愛します。age11〜12
「咲~。まだぁ、いっぱい飲まなきゃ。」
「分かってるって。でも、明日香は飲みすぎだよ…。」
「まだまだぁ…。これから飲むぞぉー!」
そういう明日香の前にはすでに5本の空き缶が並んでいた
「明日香、もうやめときなよ…。」
「いやだ~。飲み足りない。」
…いや。十分飲んでるから。
「もう…。明日香知らない。」
「咲~。」
「咲ちゃん、明日香ばっかり話してる!」
「敦…。明日香あげるよ!」
「っっえ!いいの?じゃあ、もらう!」
「嫌だ!近づくな!」
「…明日香~。ひどいよ…」
「もう…二人とも仲良くしてよ。」
「いや~。敦のコト嫌いだもん。」
「明日香…。」
あーぁ。敦へこんだよ。
酒飲んだら明日香言い過ぎでしょ…。
なんか笑えるかも(笑)
「もう。2人であそんでて。あたし真人のとこいくから」
「咲ぃ~。」
「真人…。2人どうにかしてよ!」
「…。」
ん?真人?
「まーさーとー。」
「…zzz」
ねちゃってるし…
ってか、真人また飲みすぎてるし…
缶8本って…。
「真人!ここで寝たら風邪ひくから!」
「…。」
あたしは、まさとの体を揺すりながら起こそうとしたが、
完璧爆睡していた。
「ちょっと、真人の部屋から毛布とってくるね…」
もぅ、真人飲みすぎ…。
あたしは、そう思いながら毛布を取り、
リビングに戻ろうとした。
-ガチャっ-
ドアを開けて入ってきたのは
さっきまで爆睡していたはずの真人だった。