永遠に愛します。age11〜12




「…。真人!なんで?さっきまで寝てたじゃん!

「寝てた?気のせいだろ。まぢ、誰かが思いっきり体揺さぶるから
 体中いてぇーよ。」

「ごめん…起きてたんだ。」

「当たり前だろ。せっかくの咲の誕生日に寝てられっかよ。」

「だって、さっき全然起きなかったじゃん。」

「そーでもしないと、あの部屋とあいつらから離れられねえだろ。」

…。そうだけど

「咲、あほずらするの辞めろ(笑)」

「あほずらって!」

「怒るなって。」

「怒ってない。」

「咲、ちょっと後ろ向いて…。」

「ぅ、うん。」

あたしは真人と逆の方向を向いた


「っっ冷たい!」

あたしの首元に何か冷たいものが触れた。

「動くなよ(笑)」

「ごめん…。だって、冷たくて。って、これ…」

「誕生日プレゼント。」

それは、シルバーのネックレスだった。


プレートには

Saki♡Masato 1226 forever love

と、かかれていた。

「これ、いつ買ったの?」

「昼間。」

「え?あたしが色々見てた時?」

「おう。」

「ありがと。」

「おう。咲、このままこっちにいようぜ。」

「でも、明日香たち…。」

「あいつら、ほっといても大丈夫だから。」

「うん。」

「日付変わるまで、一緒いてな。」

「うん。」

ベッドに腰をかけているあたしを真人が後ろから
抱きしめてくれた。

「真人…今日はありがとうね。」

「改まってどうしたんだよ。」

「いや。こんな誕生日何年ぶりだろうって思って。」

「咲…。」

「真人…。あしたも一緒にいてね。」

「あたりまえだろ!」

あたしは、その言葉がうれしくて 真人に抱きついた。

「咲!」

「ん?」

「来年も一緒に誕生日すごそうな。」

「もちろん!」

「ありがと、咲…」

真人があたしとの距離を縮めてきた。

「ま、真人//近い。」

「わざと。」

「っん!!」

真人はあたしを抱きよせキスをしてきた。


突然の出来事にあたしは、頭がパニックだった


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