永遠に愛します。age11〜12





…鼻にツンッと来る匂いがして

あたしは、目を覚ました。

「…。」

あたしが目を開けると白い壁が広がっていた。

ここが真人の部屋じゃないことはすぐに判断できた。

「…!咲!」

「…あすか?」

「咲。気が付いたんだね!よかったぁ~!」

「明日香?ここどこ?」

「病院。」

「なんで?あたし病院に来た記憶ないんだけど…。」

「当たり前でしょ。昨日、咲。真人の部屋で倒れてたんだからね。
 本当にびっくりしたよ。」

「ごめんね…。」

「咲、あれほどあたしには飲みすぎるなっていってたのに。」

「そーだよね…。」

「ま、咲が悪いんじゃないし。」

っっ!そうだ真人!!


「明日香!!まさっっ」

あたしが思わず飛び起きてしまい。

頭に痛みが走った。

「っっいた!」

「咲、安静にしなくちゃ。」

「…ぅん。でも、真人が。」

「大丈夫、真人なら今、敦と屋上にいるから。」

「屋上に?」

「うん。女置いてどこ行ってたんだって、敦怒っちゃってさ…。」

「そうなんだ…。」
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