永遠に愛します。age11〜12
あたしは手すりを頼りにどうにか屋上まで上がった。
ドアを開けると
真人の姿があった。
「真人っっ!」
あたし手すりからてを離しふらつく足取りの中
真人の元へ走った。
「…?咲っ!!お前!」
あたしは、真人の元へ着く前に
バランスを崩した。
「あっ!」
「咲!!」
あたしはそのまま倒れこんでしまった…
でも、痛くない…?
「咲…ほんと危なっかしいんだよ(笑)」
あたしが目を開けると真人の胸の中だった。
「真人!」
思いっきり真人に抱きついた。
「咲っ、痛いって」
「馬鹿真人!なんで走ってたのよ!」
「わりぃ。」
…。真人?
光に照らされた真人の頬に一筋の線が光っていた。
「…真人、泣いてた?」
「…馬鹿なく分けねえだろ!」
「じゃあ、なんで跡があんのよ…」
「…」
「真人?あたしのせい?」
「咲っ!ごめんな!!」
その瞬間、あたしは真人に抱き寄せられた。
「真人…痛いっ」
「咲…」
「ん?」
「ごめんな…俺、せっかくの咲の誕生日に友達優先して。
咲を不安にさせて、 俺。 まぢで最悪な男だ…。」
真人の抱きしめる力が強くなった。