永遠に愛します。age11〜12
「真人っ…痛いし…。」

「あ…。」

我に戻った真人は、あたしを離してくれた。

あー。一瞬死ぬかと思いましたけど(笑)

「真人…あたし大丈夫だから。真人のせいじゃないから。
 昨日、スッごく楽しかったよ!真人が友達思いのことくらい
 わかってるから(笑)」

「…ぉう。」

「だから、気にしないで。このことはあたしが悪い。それで終わらせよ。」

「…。」

「真人!そういうことだから。」

「ありがとな。」

そういった真人の顔に少し笑顔が戻ったようなきがした。

「ってか、さっき真人泣いてたでしょ。」

「わりぃかよ。好きな女のために泣いて」

「///そういうこと、普通にいわないで!」

「なんだよ~照れてんのか?」

「馬鹿!違うから!」

「素直になれって(笑)」

「もう知らない!バカ、バカ、ばーか。」

「おまえ…。そんなに連呼するな!」

「バカ、バカ、バカ!」

「はいはい。そんな咲にお詫び。」

「え??」

「ちょっとこっち来てみぃ。」

「なに?」

あたしは真人の前まで行った。

「咲…。」

「ん?何かくれる?」

「おう!」

「何々?」

顔を上げると、真人の手があたしの顎に触れ  唇が触れた。

「っっ//」

あたしはいきなりのコトで

真人の胸を必死に叩いた。

「痛ぇし。」

「っっっ//。誰か来たらどうするのよ!」

「大丈ー夫。だからもう一回!」

「っっん。」

真人のキスはなぜかまだ血の味がした。

でも、あたしには関係なかった。

久しぶりに触れたその温もりに溺れていった。
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