永遠に愛します。age11〜12





あたしは夕方には退院することができ

そのまま荷物のある真人の家に向かった。

家に入るなり

真人のお母さんが心配してくれていたらしく

抱きついてきた。

お母さんを話した後、あたしたちは部屋へ入った。

「真人…あたしプレゼントまだわたしてなかった(笑)」

「まぢかよ。俺もなんかもらえんのか?」

「うん。」

あたしは鞄の中から小さな袋を取り出した。

「はい。真人、誕生日おめでとう!」

「ありがと!開けていいか?」

「いいよ。」

あたしが渡したのは二人のネーム入りのストラップ。

真人気に入ってくれるかな?

あたしはそんな不安の中、真人を見ていた。

「咲…」

「ん?」

真人気に入らなかったかな?

「ありがとう。」

「ふぇ?」

今確かにありがとうっていったよね。


「俺、まじうれしい。」

「本当に?よかった(笑)」

「俺、一生大事にするから!」

「一生って大げさでしょ(笑)」

「いやまじで。」

「ありがとう。」

「おう。」

あたしは、真人が気に入ってくれてほっとしていた。

真人は早速携帯にストラップをつけていた。

「ほら。」

「つけるの早いって(笑)」

「いいだろ。俺のかってだし。」

「まぁね。」

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