永遠に愛します。age11〜12




あたしは、ふと携帯に目を向けた


-23時-


……っ!!

やばいよ!終電きちゃう



「明日香!!あたし帰るね!終電乗り遅れるから」


「っえ??咲!!ちょっとまっっ…」


あたしは、最後まで明日香の声を聞かずに
たまり場を飛び出した。




あたしはひたすら駅までの道のりを走った。


っもう間に合わない……




「咲ちゃーん!!」


え?

あたしが振り返ると自転車にのった真人がいた。


「咲ちゃん!走っても間に合わねから乗れよ!」

「大丈夫だよ、走れば間に合うから!!」

「早くのれって!」

「…ぅうん。」


あたしは、真人の後ろに乗って駅まで向かった




駅までは、あまり時間がかからなかった。


「ありがと。」

「おう。じゃあまたな!」




真人君は振り返るコトなく、来た道を帰って行った。



あたしも、終電にのり 地元へとかえった。
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