永遠に愛します。age11〜12
「咲、このまま今日も泊まっていけよ。」
「そうしたいのは、山々だけど…学校いかなきゃね。
真人もちゃんと行かないと出席日数稼げないよ。」
「…ぉう。」
「だから、今はお互いに我慢しよ。卒業したらいっぱい遊べるんだし。」
「そうだな。」
「うん。じゃあ、あたしそろそろ帰るね。」
「駅まで送ってく。」
「ありがとう。」
あたしは、駅まで送ってもらい。
家に戻ってきた。
「ただいま。」
「お帰り、2日間楽しかった?」
「うん。楽しかった。」
「そう…よかったわね。」
親はそういうと自分の部屋に入っていった。
あたしも自分の部屋へと入った。
すると…
机の上に一枚のメッセージカードが置いてあった。
開くとそこには…
Happy Birth DAY 咲
と、書かれてあった。
その字は紛れもなく親の字だった。
私はその瞬間涙があふれ出してきた。
今まで迷惑かけていたあたしの誕生日。
あたしがいなくても祝ってくれていたことを後から知った。
「ありがとう。」
あたしは一人、自分の部屋でつぶやいた。