永遠に愛します。age11〜12
あたしはこれから自分に起こることを
予想もしていなかった。
「寛人先輩。」
そこにいたのは、2つ上の先輩の 卓也 だった。
卓也は、あたしの元彼…。
「お、卓也。」
「俺も一緒していいっすか。」
「おう。」
卓也はあたしと対角の場所に座った。
「卓也、来てたんだ。」
「おう。最近また来だした。」
「そうなんだ…」
別れてから一度もあってなかった卓也…
付き合って卓也からの日々の暴力に耐えれなかったあたし…
あの日別れを切り出した。
もう二度と会うことがなかったと思っていた 卓也 が、
いまここにいる。
あたしは、まだその真実を受け入れれなかった。
「2人がそろうの久々だな。」
「ですね…」
「咲が、きてなかった間。こいつずっとここ来てたんだ。」
「そうなんですか…。」
「ちょっとまってー。」
今まで、黙っていた美野里が急に口を開いた。