猫に恋する物語
その頃の□はというと蛇に睨まれた蛙のごとく全く動かない

くそっ!全部押し付けやがって!

@あっあのぉ・・・・・

私が腫れ物に触るように話しかけると、大家さんは無言で手を差し出してきた。

ん?なにこれ?

私は困惑して一瞬にしてフリーズする。

そうしてしばらく考え行き着いた結果がこれだった。

・・・・握手??

・・・・・。


・・・さっきまで憤怒の炎で燃え滾っていたのではなかったのか?
訳もわからないまま私はとりあえず大家さんの手を握り返した。



次の瞬間、大家さんの体温が急激に上がったのを感じた。
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