猫に恋する物語
*話が分かる先生でよかったな。

電話を終えて私に声をかけながらメタボが睨んできた。

@ごめんってば!とっさに思い浮かんで・・・

*はぁーとっさに思い浮かんだのがあれなのか・・・。泣けてくるな。

@許せ!!飯を作ってやるから!

*なぜに上から目線!?

@許してくださいお願いします。

*よし。許して遣わそう。


―猫に土下座をする主人公―


悲しすぎる。


@なににしようかなー。なにがいい?

*なんでもいい。

@知ってた?それが一番困るのよ。

*んー。じゃあ肉!

迷うそぶりを見せながらもきっぱりとそう言った。

@さすが猫 肉食だー。
私が思わず褒めると、

*まぁな。
なぜか得意気な顔をした。

@いや。なぜいばる?てか、そのドヤ顔やめろ。

そして私は肉をただ炒めるだけという、料理ともいえない料理をして皿に山盛り肉をのせてメタボの前に置いた。

―メタボ―

今度こそこのあだ名、定着しそうである(笑)。

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