猫に恋する物語
@はぁ?

思わず私は柄の悪い不良のような反応をしてしまう。まぁ第一声があれじゃあ致し方ないでしょうけれど。

□えっ?@??え?無事?

@はぁー。あんた何想像してんの。
私は大げさに溜め息をついた。

□え?@は登校途中危ない組織に誘拐されたんでしょ?

@お前もかーっ!!
みんな私の遅刻を何だと思ってるんだ・・・。

□え?違うの?

@違う。断じてないね。こんな田舎で誰が誘拐すんのよ。

□え?私?

@おいっ!!

□うあー。@居ないからさみしいよー。
死んじゃうよー。

@死んどけっ。

□うっ冷たい・・・。@どこにいるのぉー?

@普通に自分の家。

□私もそっちいっていいー?

@えっ・・・。それはちょっと・・・
非常にまずいっていうか。

□じゃあ10分待っててー。すぐ行くからー。

@ええっ!何がどうでじゃあになるのよっ。

□・・・。

ブチッ。 ツーツーツー。

@うおおおおおおおおおおおおおおい!
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